オーチャードグラスの耐寒性検定法としての冠部凍結法の有効性
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- 嶋田 徹
- 帯広畜産大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Availability of Marshall's Crown-freezing Technique for the Evaluation of Cold Hardiness of Orchardgrass
- オーチャードグラス ノ タイカンセイ ケンテイホウ トシテノ カンブ トウケツ
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抄録
オーチャードグラスの耐冬性選抜に用いる耐寒性検定法として,MARSHALLがエンバクに用いた冠部凍結法を採りあげ,その有効性ならびに最適な手順を検討した。その結果,本法がオーチャードグラスにも適用できる精度の高い検定法であることを認めた。また検定に際しては次のような手順が最適と考えられた。(1)圃場でハードニングを行う場合,毎年播種期を統一して幼苗の生育程度を整える。本実験では9月1日とした。発芽後間引いて個体を養成し,11月中旬から12月上旬に掘りとり検定する。(2)秋期以外に検定を行う場合,ハードニング装置を用いる。60〜70日苗を3℃,8時間日長で3週間ハードニングするとほぼ圃場並の耐寒性の増大が期待できる。(3)根を冠部の下から約0.5cm,地上部を3〜4cm残して切除し,水洗後アルミホイルに包み,脱気密封する。(4)これを冷凍器(精度±0.5℃)に入れ凍結処理する。凍結時間は16時間とし,材料のハードニング程度を推定して,平均で50%程度の個体生存率が得られるよう凍結温度を決定する。材料の耐寒性程度に大きな変異があるときは,2℃ずつ異なる2〜3水準の凍結温度で処理し,その平均値で評価を行う。処理に際しては,まず2〜4時間材料を0℃に置き,熱平衡に達してから,1時間に20℃の割合で温度を低下させ,所定の温度に16時間置いたのち2℃で解凍する。(5)凍結前に材料を-30℃の冷凍器に2〜3週間保存することができる。その際材料の耐寒性は増大するので留意する。(6)材料を温室のバーミキュライト床に移植,3週間後の発根程度により評価を行う。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 28 (3), 247-252, 1982
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205753819392
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- NII論文ID
- 110006465910
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 2467250
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可