阪神・淡路大震災を体験した視覚障害者の移動・情報入手方法の実態調査

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抄録

阪神・淡路大震災後における視覚障害者の移動・情報入手の実態について視覚障害者10名に半構成的面接調査法を行い明らかにした。大震災により環境は変化し,視覚障害者は環境を把握するてがかりを失い単独での移動が不可能になり,移動時間の延長や移動範囲が狭くなっていた。また,震災後の情報の伝達方法は健常者中心であり,視覚障害者は点字,ラジオ,家族や知人の説明により情報入手していた。災害時に視覚障害者自身が自助努力のみで移動したり生活に必要な情報が入手できないため,誰もが視覚障害者の不自由について理解し対応する重要性がある。誰もが災害時に人間がどのような体験をするのかを理解し,いかなる状況においてもより豊かに生きることができるように生活のあり方について学習する必要がある。学習課題の緊急性を考慮すると災害に関する学習は,生涯学習の現代的課題である。

収録刊行物

  • 佛教大學大學院紀要

    佛教大學大學院紀要 27, 161-172, 1999-03-01

    佛教大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110006472397
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10439551
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • ISSN
    13442422
  • データ提供元
    NII-ELS  IR 
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