書誌事項
- タイトル別名
-
- センゴク ショキ ノ ウキタ シ ニ ツイテ ブンメイ ダイ エイネン カン ニ オケル ウラカミ シ ト ノ カンケイ オ チュウシン ニ
この論文をさがす
抄録
宇喜多氏に関する研究については、直家期を中心にして、既にいくつかの論文が公表されてきた。それらの主要学説は、宇喜多氏が浦上氏の被官人であったか否かという問題をはじめ、宇喜多氏の大名権力がいかなる条件のもとで形成されたか等々、戦国大名論を検討するうえで重要な論点を提示している。近年では、地域権力論・戦国期国衆論に関しても活発な議論が展開されており、宇喜多氏の研究はその好素材であると言えよう。そこで、小稿では能家以前の宇喜多氏‐文明-大永年間を中心に‐について、発給文書およびその動向を改めて検討し、浦上氏との関係を論じたものである。その結果、宇喜多氏は金岡荘を基盤として領主権を確立しており、浦上氏とは軍事的なレベルなおいて従属にあったことを指摘した。つまり、宇喜多氏は、被官人あるいは家臣として浦上氏配下に組み込まれておらず、領主間の緩やかな提携関係にあったのである。
宇喜多氏
浦上氏
赤松氏
戦国大名
地域権力
identifier:DO003400006490
収録刊行物
-
- 佛教大學大學院紀要
-
佛教大學大學院紀要 34 71-84, 2006-03-01
佛教大学大学院
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050287838669299712
-
- NII論文ID
- 110006472617
-
- NII書誌ID
- AN10439551
-
- ISSN
- 13442422
-
- NDL書誌ID
- 8551579
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles