5.カマキリは滅んでしまうのか? : オオカマキリとの対比を通しての考察 5. Will the Praying Mantids, Tenodera angustipennis Disappear from Japan? : Ecological Comparison of Their Oothecae between T. angustipennis and T. aridifolia

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抄録

カマキリ(チョウセンカマキリ)とオオカマキリの卵塊はセイタカアワダチソウに付いていることが多い。京都市伏見区に散在していた18ヶ所のセイタカアワダチソウ群落地において両種の卵塊密度を調べたところ,オオカマキリの卵塊は丘陵地から河辺草地まで広く分布していたのに対し,カマキリの卵塊は丘陵地には見られず,平地の水田地帯にあるセイタカアワダチソウ群落地に集中していた。この調査はおよそ30年前に行ったものであるが,今日その群落地のほとんどは消滅し,完全な市街地と化している。平地草原にのみ生息するカマキリは,潅木や樹木をも住処としかつ産卵するオオカマキリと異なり,都市近郊部から姿を消しているという実態を把握することができた。平地草原の永続性が危ぶまれる今日,やがてカマキリは日本から消滅するのではないかと危惧される。

収録刊行物

  • 京都教育大学環境教育研究年報

    京都教育大学環境教育研究年報 15, 57-67, 2007

    京都教育大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110006487132
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10415655
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    09193766
  • NDL 記事登録ID
    8727064
  • NDL 雑誌分類
    ZF9(教育--各科教育)
  • NDL 請求記号
    Z7-3619
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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