Community Assessment in the district village part of Morocco

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  • 途上国無医村における地域看護診断 : Morocco地方村落部での地域調査の実践報告
  • トジョウコク ムイソン ニオケル チイキ カンゴ シンダン : Morocco チホウ ソンラクブ デノ チイキ チョウサ ノ ジッセン ホウコク

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2000年に国連が採択した「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)では、リプロダクティブヘルスに関するサービス提供、すなわち適切な保健医療サービスが地域に行き渡ることの必要性が指摘されている。本学には、地域格差の大きい村落部の妊産婦死亡率の改善のための「モロッコ地方村落妊産婦ケア改善プロジェクト」の無償資金協力を補完する目的で、モロッコの研修生が来学している。その研修の受け入れを通して、村落部では医療供給体制がなく、地域看護の潜在ニーズが高いことが大きいことが予測できた。そこで、地方村落部での看護職の役割と介入方法を検討する目的で、モロッコ地方村落部で、3年間にわたる調査活動を行った。本論文では、その地域診断結果に基づき、途上国地方村落部での地域看護職の役割について考察する。地方村落部では、妊娠出産に関する問題は、女性にとっては重要な問題であった。しかし、地域社会で権限を有する家長などの認識は低く、その問題解決を図るには、地域の文化や価値観、宗教など、保健医療に関する地域の物理的な環境以外の問題が多々あることが明らかになった。そのための看護職の役割として地域住民の主体的な問題解決能力を高めるための公衆衛生看護的なアプローチの必要性が示唆された。

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