麻痺性貝毒により毒化したマガキのろ過海水中での蓄養による減毒

• 高田 久美代

  広島県立総合技術研究所保健環境センター

• 高辻 英之

  広島県立総合技術研究所水産海洋技術センター

• 妹尾 正登

  広島県立総合技術研究所保健環境センター

書誌事項

タイトル別名

• Detoxification of the oyster Crassostrea gigas contaminated with paralytic shellfish poison (PSP) by cultivation in filtered seawater
• マヒセイ カイドク ニ ヨリ ドクカシタ マガキ ノ ロカ カイスイチュウ デノ チクヨウ ニ ヨル ゲンドク

抄録

麻痺性貝毒により毒化した養殖マガキの無毒化を目的として，貝毒原因プランクトン Alexandrium tamarense によって毒化したマガキ（26～30 MU/g）を，ろ過して貝毒原因プランクトンを除去した海水を流下させた水槽で垂下蓄養し，毒の減少過程を調べた。供試したマガキの毒力は，5 日後には規制値（4 MU/g）以下となり，毒化したマガキを，ろ過海水中で数日間飼育することで，毒力が規制値以下となって生鮮貝としての出荷が可能となることが示された。<br>

収録刊行物

• 日本水産学会誌

  日本水産学会誌 74 (1), 78-80, 2008

  公益社団法人 日本水産学会

キーワード

• <i>Alexandrium tamarense</i>
• 減毒
• マガキ
• 麻痺性貝毒
• ろ過海水

詳細情報

• CRID: 1390282681391131648
• NII論文ID: 110006595212
• NII書誌ID: AN00193422
• DOI: 10.2331/suisan.74.78
• ISSN: 1349998X
• ISSN: 00215392
• NDL書誌ID: 9349847
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030751598
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9349847
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可