文化経済立国論(構想編)

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タイトル別名
  • A study of Global Model Architecture
  • ブンカ ケイザイ リッコクロン コウソウヘン

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抄録

P(論文)

日本は,20世紀末に瞬間的に工業化社会で世界一の経済大国になった。その直後に土地と株のバブル経済がはじけ,算出不能な不良債権の処理を誤り,世界的な株価主体のマネー経済に翻弄され,その後遺症から抜けきれていない。ただ最盛時の資本蓄積と圧倒的な経済力をまだ保有している。それらを利用して実態から乖離したマネーにだけに価値観をおく生活から文化に価値観をおく生活に軸足を変えるべきである。具体的には日本の伝統と文化に整合性の良い新たな環境倫理感を社会システムに組み込み,さらに文化遺産を情報システム(ディジタル)化し,管理運用のノウハウを含めて世界に発信する。そして経済的に弱小国の文化と言語を守り,識字率の向上効果による人口抑制戦略により持続可能な地球経営が可能となる。

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被引用文献 (1)*注記

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