内生的な人口変動と政策評価 : 功利主義的な評価原理の補正に関する試論

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タイトル別名
  • Endogenous Demographic Changes and Policy Evaluation : An Essay towards the Revision in the Utilitarian Principle of Evaluation
  • ナイセイテキナ ジンコウ ヘンドウ ト セイサク ヒョウカ コウリ シュギテキナ ヒョウカ ゲンリ ノ ホセイ ニ カンスル シロン

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抄録

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功利主義の代表的な政策評価原理である総効用主義と平均効用主義は、人口が内生的に変化するケースでは、それぞれ、いびつな社会状況をもたらす政策を推奨する危険性のあること(repugnant conclusion)が知られている。この問題は、総効用主義や平均効用主義が人口規模を独立に評価しないために生じる。平均効用とともに「人口の多さ」を評価できれば、いびつな社会状況の推奨を回避できる可能性がある。

収録刊行物

  • 地域と経済

    地域と経済 4 17-25, 2007-03

    札幌 : 札幌大学経済学部附属地域経済研究所

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