著者索引と日本人名の省略

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タイトル別名
  • Author Index and Representation of Japanese Names.

抄録

著者索引では著者名が正しく識別されて排列されていること,また著者から原論文の所在がすぐわかることが必要である。国際原子力情報システム(INIS)の目録規則は姓以外をイニシアルのみに省略した著者名を個人著者標目とする方式を採用した。しかしこの方式を日本人名に適用すると,その著者索引は重複が多くなる。各種の著者索引の調査の結果,つぎのことがわかった。1.取り扱う日本人が数百名以下であればこの方式でも重複は目立たない。2.数百名をこえる場合には,日本人名の1/4が重複する。3.外国人名には規模に関係なくこの方式を適用してよい。4.これらのことは日本人名の表示がローマ字やカナ文字では不十分で漢字との併用が必要であること,また日本人名がイニシアルを1つしかもたないことによっている。この報告により,INIS目録規則は日本人名について例外的にフルスペルによる記入を認めることになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679152873088
  • NII論文ID
    110006626005
  • DOI
    10.18919/dokumen.20.9_271
  • ISSN
    2189826X
    00125180
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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