大学生の解離体験と防衛機制およびコーピングとの関連について

  • 吉住 隆弘
    名古屋大学大学院教育発達科学研究科 日本学術振興会
  • 村瀬 聡美
    名古屋大学大学院教育発達科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Dissociative Experience, Defense Mechanism, and Coping in College Students
  • ダイガクセイ ノ カイリ タイケン ト ボウエイ キセイ オヨビ コーピング トノ カンレン ニ ツイテ

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抄録

本研究では,解離体験とどのような防衛機制およびコーピングが関連するのかを検討した。大学生449名(男子231名,女性218名)に対し,解離体験尺度 (DES),防衛機制測定尺度 (DSQ-40),およびコーピング測定尺度 (TAC-24) を実施し,各変数間の関連性を調べた。単相関分析の結果,「極端思考・他者攻撃」的な防衛機制,「感情抑制・代替満足」的な防衛機制,そして「問題回避」コーピングと解離が関連することが示された。さらに重回帰分析の結果からは,解離は防衛機制との関連が特に強いことが示された。

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