グラファイトシートの電子物性 : ナノグラフェン Physical Properties of Graphite Sheet : Nano-Graphene

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抄録

サッカーボール状分子C_<60>,炭素ナノチューブの発見は,その興味深い形状と多彩な電子状態から,物理,化学,工学の各分野から強い関心を巻き起こし,ナノスケールにある炭素物質は,今やナノサイエンス/ナノテクノロジー研究における代表的な物質としての地位を占めている.最近では,グラファイトから一原子層のグラファイトシート(グラフェン)を引き剥がして得たサンプルにおいて,従来の2次元電子系とは異なった電子輸送特性が測定されたことを契機に,グラフェンの特異な電子状態を利用した電子デバイスの研究が精力的に行なわれている.本稿では,グラフェンにおけるメゾスコピック効果に着目し,ナノスケールにあるグラフェン,つまりナノグラフェンには端の形状によって特異な電子物性が現われることを概説する.

The discovery of fullerene molecules and carbon nanotubes has triggered intensive research on various nanocarbon systems. Recent progress of fine processing technology enables us to fabricate the graphene devices. In this article, we elucidate that the graphene edges and their shape crucially affect on physical properties of nano-graphene and graphene nanoribbons.

収録刊行物

  • 日本物理學會誌

    日本物理學會誌 63(5), 344-352, 2008-05-05

    一般社団法人日本物理学会

参考文献:  57件中 1-57件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110006664597
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00196952
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    00290181
  • NDL 記事登録ID
    9497347
  • NDL 雑誌分類
    ZM35(科学技術--物理学)
  • NDL 請求記号
    Z15-13
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  NII-ELS 
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