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- 小山 充道
- 札幌学院大学
書誌事項
- タイトル別名
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- EMOTIONAL REACTIONS OF A BRAIN DAMAGED CHILD IN SPEECH THERAPY
- ノウ ショウガイジ ノ ゲンゴ クンレン カテイ ニ ミラレタ ジョウドウ ハ
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抄録
重度失語症と情動障害を伴う後天性脳障害児1症例(初診時13歳5ヵ月、女子)をとりあげ、言語訓練過程のみならず、患児の情動反応についても検討した。その結果、次のような知見を得た。(1)言語機能の改善には、情動安定が計られることが重要であり、失語症が重度であればあるほど、言語訓練そのものよりも、心理療法的接近が必要となってくると考えられた。(2)病理的人格反応図式(小山:1982)に従えば、患児の情動は当初通過症状群の範畴にあり、言語訓練を通して治療者との関係が深まるにつれて、再適応症状群へと移行していったと考えられた。(3)情動安定を計るために、次のような心理療法的接近が考えられた。家族(特に母親)にも、リハビリテーションチームの一員としての自覚をもたせ、共に言語訓練に参加させた。患児の悲痛な訴えを無条件に聞き入れる一方、患児は思春期前期にあることを考慮して、可能な限り一人前の人格者として接するように努めた。言語訓練は患児の精神生活にリズムを与え、患児にとって、単なる言語機能の改善以上の意味をもっているように思えた。
収録刊行物
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- 特殊教育学研究
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特殊教育学研究 22 (3), 34-43, 1984
一般社団法人 日本特殊教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204654097024
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- NII論文ID
- 110006784207
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- NII書誌ID
- AN00172513
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- ISSN
- 21865132
- 03873374
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- NDL書誌ID
- 2704312
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可