人的繋がりからみた中国地方山村の現状と展望 : 島根県の山村集落を事例に

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タイトル別名
  • Current State and Prospect of Mountain Villages in the Chyugoku Area through Their Human Networks : A Case Study of Shimane Prefecture
  • ジンテキ ツナガリ カラ ミタ チュウゴク チホウ サンソン ノ ゲンジョウ

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抄録

島根県の山村集落を事例に,人的繋がりから見た中国地方山村の現状の把握と今後を展望することを試みた。それを通して,山村に人が暮らしつづけるための力の源泉となる希望を探し出すことが本論の課題である。具体的には,島根県旭町の4集落を対象に,世帯悉皆の聞き取り調査とそこから他出した子供世代への郵送アンケート調査を行った。その結果,以下の2点が明らかとなった。(1)親族間の人的繋がりの媒介項として,所有面積の大小に関わらず,農地の存在が大きな役割を果たしていること。(2)集落内の人的繋がりの媒介項として,祭りが大きな役割を果たしていること。今後,この2つの媒介項を手がかりに,山村問題を考えていくべきことが,課題として残された。

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