感覚器の成長・発達
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- 常石 秀市
- 医療福祉センターきずな
Bibliographic Information
- Other Title
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- カンカクキ ノ セイチョウ ハッタツ
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Abstract
ヒトにおいて視覚は最大の情報量を得る感覚器であり,その発達は胎児期から始まり幼児期にかけてめざましく進む.その過程には遺伝的要因のみならず,環境要因も大きな影響をもつ.視機能は視力だけでなく,両眼視(立体視),視野,視覚認知も含めたバランスのとれた発達が重要である.聴覚は出生時にはかなり完成しており,言語発達に不可欠なものである.視覚・聴覚中枢の発達にはそれぞれ臨界期があり,発達障害を早期発見しないと修正治療が不可能である.触覚も出生時にほぼ完成しているが,その有効な情報処理には視覚をはじめとした他の感覚との協調と経験が不可欠である.これら感覚器から得られた情報は,姿勢・運動の巧緻性のために不可欠なものである.
Journal
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- Journal of the Society of Biomechanisms
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Journal of the Society of Biomechanisms 32 (2), 69-73, 2008
Society of Biomechanisms
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204685382272
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- NII Article ID
- 110006792869
- 10026274530
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- NII Book ID
- AN00334047
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- NDL BIB ID
- 9548289
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- ISSN
- 02850885
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed