アレルギー疾患にみられる好酸球活性化・好塩基球IgE結合状態のフローサイトメトリー法による臨床的評価(II) アレルギー疾患における末梢血好塩基球IgE結合状態とその臨床的意義
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抄録
金沢大学 医 小児科
1)好塩基球表面結合IgEは年齢依存性に増加し,血清IgE濃度とも高い相関を示した.アレルギー群では乳児期前半から強いIgE結合を示し,乳児期のアレルギー感作の指標としては,血清IgE濃度よりも鋭敏である可能性が示唆された. 2)血清IgE濃度と好塩基球結合IgEの相関を検討し,比較的低い血清IgE濃度でFceRIが飽和する可能性が示唆された. 3)臍帯血や種々の好塩基球結合IgEを示す検体と過剰のIgEを培養すると,好塩基球表面にある一定のIgE結合誘導或いは増加を認めたが,成人の飽和状態には至らなかった. 4)乳児期に喘鳴を繰り返す症例で,血清IgE濃度と好塩基球IgE結合を同時に測定することは,アレルギーの関与の有無を判定し,治療方針を決定する際に有用な指標となる
identifier:1996188642
収録刊行物
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- 金沢大学十全医学会雑誌
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金沢大学十全医学会雑誌 104 (6), 768-777, 1995-12-01
金沢大学十全医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677702094848
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- NII論文ID
- 110006827986
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- NII書誌ID
- AN00044397
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- ISSN
- 00227226
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles