羊水検査に対する妊婦の気持ち

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  • <資料>羊水検査に対する妊婦の気持ち
  • ヨウスイ ケンサ ニ タイスル ニンプ ノ キモチ

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高齢妊婦の羊水検査の意思決定にあたっての迷い,情報の把握状況などがわからず,どのように関わればいいのか看護者が戸惑うことも少なくない。本研究では,高齢妊婦が羊水検査を受ける・受けないを決めるまで,また決めた後出産に至るまでどのような気持ちで妊娠期間を過ごしているかを明らかにすることにより,妊婦に対する看護者の役割を検討することを目的とした。対象は平成14年度にA院で出産した35歳以上の妊婦で,羊水検査を受けたが結果に異常がなかった13名(A群),羊水検査を受けなかった12 名(B 群)である。調査方法は,回想法による半構成面接法である。その結果,A群で受けたのは<染色体異常児であれば妊娠継続が難しい>が8名,B群で受けなかったのは<障害の有無に関わらず産む>が7名,<羊水検査による結果が異常と出たときの対処に困る>が3名であった。しかし,いずれも妊娠期間を通して胎児や妊娠経過の異常の不安を口にしており,看護者は妊婦と向き合い,不安の状況を明らかにし関わっていく事が大切であることがわかった。

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