Psychophysiological Studies of Pain Reaction to Cold Pressure Stimulation

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Other Title
  • 寒冷昇圧刺激に対する疼痛反応に関する生理心理学的検討の試み
  • カンレイ ショウアツ シゲキ ニ タイスル トウツウ ハンノウ ニ カンスル セイリ シンリガクテキ ケントウ ノ ココロミ

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Abstract

本研究では,痛みの認知と生理的変化との関係についての基本的検討を行った.口腔内疾患がなく,生理周期の規則正しい女子学生6名(平均CA21.2歳,範囲21-22歳)を被験者とした.疼痛反応を惹起するために,卓上型低音恒温水槽で作られた9±0.1℃の冷水を寒冷昇圧刺激として用いた.被験者に,最長10分間の非利き手根部の冷水入水を求めた.記録指標としては入水中に心拍,体温の他に痛みの主観的指標としてVAS(Visual Analog Scale)と生理指標として唾液中のアミラーゼの活性を測定した.その結果,寒冷昇圧刺激により生じた痛み感覚は主観的にも生理的にも約180sをピークに減少する傾向が見られた.このことより,痛みが生理的指標に敏感に反映されることが確認された.

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