本学看護学生の入学時における学科志望動機 - 志望動機を反映させた教育を探る -

書誌事項

タイトル別名
  • ホンガク チュウブ ダイガク カンゴ ガクセイ ノ ニュウガクジ ニ オケル ガッカ シボウ ドウキ シボウ ドウキ オ ハンエイサセタ キョウイク オ サグル
  • ホンガク カンゴ ガクセイ ノ ニュウガクジ ニオケル ガッカ シボウ ドウキ シボウ ドウキ オ ハンエイ サセタ キョウイク オ サグル
  • Motives for nursing course selection when the students entered Chubu University - inquring an educational system which reflects reasons for course selection -

この論文をさがす

抄録

type:研究報告

(目的)看護大学生の学習ニーズを反映させた教育方法を検討するために、入学時に学生が保健看護学科を選択した動機を明らかにする。(方法)予備調査として、2006年5月に保健看護学科2006年度入学生81名を対象に、学科志望動機に関する記述を求め内容の分析をした。次いで本調査を2007年7月~9月に保健看護学科2006年度入学生80名および2007年度入学生124名を対象に、予備調査の結果をもとに作成した学科志望動機質問紙(無記名自記式)を用い、集合調査を行った。(結果)入学生の志望動機は、2006、2007年度ともに、「社会に出てから人のために役立つ仕事がしたい」「看護師・保健師の国家試験受験資格が得られることに魅力を感じた」「身近な人を助けたい」が全体の83~92%の割合を占め上位であった。また「人とコミュニケーションをとることが好き」「人の世話が好き」なども約70%の学生が挙げており、看護を目指す学生は、人と関わることが好きで、看護職を、資格の取れる、人のためになる仕事であると認識して志望していると言える。また入学時と現在の「看護を学びたい思いの強さ」は、2006年度生は入学時"強い"45.6%が現在21.5%へ減少した。2007年度入学生は入学時"強い"43.4%から現在54.9%に増加していた。入学時の志望動機を大切にし、学習意欲の向上と職業的責任の自覚を強化していくための教育方法の工夫が必要であることが示唆された。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ