マネシアゲハ属(Chilasa)(チョウ目,アゲハチョウ科)の比較形態学

• 馬田 英典

  Biosystematics Laboratory, Faculty of Social and Cultural Studies, Kyushu University

• 矢田 脩

  Biosystematics Laboratory, Faculty of Social and Cultural Studies, Kyushu University

書誌事項

タイトル別名

• Comparative morphology of the genus Chilasa (Lepidoptera, Papilionidae)

抄録

熱帯東洋区を中心に分布し,ベーツ型擬態を行うことで知られているアゲハチョウ科の1属,マネシアゲハ属Chilasall種についての分類学的再検討を行った.雌雄交尾器による比較形態学的研究を行った結果,本属の単系統性が支持され,同時に,本属は5つの単系統的な種群(agestor群,epycides群,slateri群,veiovis群,laglaizei群)とひとつの単系統性が明らかでないclytia群より構成されていることが明らかになった.これらの結果は,森中(未発表)による核遺伝子塩基配列情報から導出された分子系統仮説の結果とおおむね一致するものである.

収録刊行物

• 蝶と蛾

  蝶と蛾 57 (1), 34-42, 2006

  日本鱗翅学会

キーワード

• Phylogeny
• morphology
• species group
• Batesian mimicry
• molecular phylogeny

詳細情報

• CRID: 1390001205267889536
• NII論文ID: 110007034356
• NII書誌ID: AN0040888X
• DOI: 10.18984/lepid.57.1_34
• ISSN: 18808077
• ISSN: 00240974
• NDL書誌ID: 7794711
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7794711
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可