書誌事項
- タイトル別名
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- Application possibility to the vegetation base of the sewage grime carbide
- ゲスイ オデイ タンカブツ ノ リョッカ キバン エノ テキヨウ カノウセイ
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抄録
下水汚泥炭化物の緑化基盤への適用可能性を検討するため,炭化物の理化学的性質を測定した。また,関東ロームに炭化物を異なる比率で混合した基盤で,コマツナ,ヤマハギ,ヤシャブシの生育実験を行った。その結果,下水汚泥炭化物には孔隙は少ないが,pHやECに問題はなく,無機態窒素や燐酸を多く含むため,土壌化学性の改善に有効と考えられた。生育実験では,炭化物の混合直後の播種や,混合率70 %(体積比)でも発芽・生育障害は認められなかった。生育改善効果の高い混合率は植物によって違いが見られたが,コマツナとヤシャブシで10~30 %,ヤマハギで30~70 %であった。ヤマハギでは根粒形成も旺盛になった。以上から,下水汚泥炭化物は緑化基盤材料として適用可能であり,土壌改善効果が高いと考えられた。
収録刊行物
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- 日本緑化工学会誌
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日本緑化工学会誌 34 (1), 191-194, 2008
日本緑化工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205083410304
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- NII論文ID
- 110007070515
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- NII書誌ID
- AN10130633
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- ISSN
- 18843670
- 09167439
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- NDL書誌ID
- 9647501
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可