日本人は誰の英語を学ぶべきか : World Englishesという視点からの英語教育

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著者

抄録

本論文では英語学習を(英語の)文化学習の一部と位置付け、日本におけるアメリカ英語への過度の偏重は日本人学習者のアイデンティティー危機、あるいは社会全体への言語支配につながると警告する。英語は今や様々な国や地域で使用される言語になったことから、それぞれの英語を正当な、そして独立した固有の言語としてその言語権を認めるWorld Englishesという考え方が広まっている。そんな中、本論文では日本の英語教育に対して、(1)日本に英語教師として迎え入れる英語話者の国籍(よって英語のバリエーション)をより多様にする、(2)言語使用の際の社会言語的適切性に関して、アメリカ英語の適切性を規範とし、その理解や実践を強いるのではなく、日本人としての適切さ、日本語使用に見られる適切さを大事にしていく、(3)内容中心教授法を採用し、国際理解や世界の多様性について英語で学ぶ中で英語のスキルアップをはかる、という3つの提言がなされる。

収録刊行物

  • 上智短期大学紀要

    上智短期大学紀要 28, 41-71, 2008

    上智短期大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110007093298
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00363704
  • 本文言語コード
    JPN
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    02877171
  • NDL 記事登録ID
    9429561
  • NDL 雑誌分類
    ZV1(一般学術誌--一般学術誌・大学紀要)
  • NDL 請求記号
    Z22-1220
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS 
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