乳酸菌製剤および乳酸菌と酵素の混合剤の添加がトウモロコシサイレージの発酵品質およびヒツジにおける栄養価ならびに養分摂取量に及ぼす影響

• 王 鵬

  東京農業大学生物産業学部

• 相馬 幸作

  東京農業大学生物産業学部

• 齋藤 敏郎

  東京農業大学生物産業学部

• 岩田 智

  東京農業大学生物産業学部

• 田中 智子

  東京農業大学生物産業学部

• 花田 正明

  東京農業大学生物産業学部:帯広畜産大学畜産学部

• 増子 孝義

  東京農業大学生物産業学部

書誌事項

タイトル別名

• Influences of the Addition of a Lactic Acid Bacterial Inoculant or Mixture of Lactic Acid Bacteria and Enzyme to Corn Silage on Fermentation Quality and the Nutritive Value and Nutrient Intake by Sheep
• ニュウサンキン セイザイ オヨビ ニュウサンキン ト コウソ ノ コンゴウザイ ノ テンカ ガ トウモロコシ サイレージ ノ ハッコウ ヒンシツ オヨビ ヒツジ ニ オケル エイヨウカ ナラビニ ヨウブン セッシュリョウ ニ オヨボス エイキョウ

抄録

乳酸菌製剤および乳酸菌と酵素の混合剤を添加して調製した黄熟期トウモロコシサイレージの発酵品質およびヒツジにおける栄養価ならびに養分摂取量に及ぼす影響について調べた。試験は異なる年度に2回実施した。サイレージの発酵品質は,試験1と2ともにいずれの処理区もすべて良好であった。試験1の乳酸菌製剤1132(Lactobacillus plantarum,Enterococcus faecium)および乳酸菌(Lactobacillus rhamnosus)と酵素の混合剤添加区はNFEとエネルギー含量,試験2の乳酸菌製剤11C33(L. plantarum,Lactobacillus buchneri,E. faecium)と11C38(Lactobacillus casei,L. buchneri)添加区は粗蛋白質含量が無添加区よりも有意(P<0.05)に高かった。1132および混合剤添加区の粗蛋白質,粗脂肪およびNFE消化率は無添加区より有意(P<0.05)に高かった。TDNとDE含量,TDNとDE摂取量は1132添加区が無添加区より有意(P<0.05)に高かった。TDNとDE摂取量の増加割合はそれぞれ31.3%,30.0%であった。11C33と11C38添加区のTDNとDE摂取量には,無添加区との間に有意差が見られなかった。1132添加区のTDNとDE摂取量の増加は,TDNとDE含量の増加によってもたらされたものと考えられた。

収録刊行物

• 日本草地学会誌

  日本草地学会誌 54 (4), 311-316, 2009

  日本草地学会

キーワード

• 栄養価
• トウモロコシサイレージ
• 乳酸菌製剤
• 発酵品質
• 養分摂取量

詳細情報

• CRID: 1390282680733585920
• NII論文ID: 110007100006
• NII書誌ID: AN00194108
• DOI: 10.14941/grass.54.311
• ISSN: 21886555
• ISSN: 04475933
• NDL書誌ID: 10176712
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010771103
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10176712
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可