果樹の樹形構築解析システム(CACOAS)を活用した減農薬樹冠の評価法とこれを用いたセイヨウナシ減農薬樹冠の解析  [in Japanese] Methods to evaluate advantageous fruit tree crowns for reducing pesticide use by combining with the Canopy Constructing and Analyzing System of fruit trees (CACOAS) and its applied analyses to pear trees  [in Japanese]

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Abstract

減農薬樹冠の検索と開発を目的に、果樹の樹形構築解析システム(CACOAS)に葉層表面積/葉層体積の値(以下、S-V比)の計算機能を追加した。また、CACOASからの出力の一つ、葉密度非ランダムデータを用いた薬滴付着量分布シミュレーションモデルを作成した。5つの樹形群と骨格枝配置の選択肢などを組み合わせて構築した合計154個のセイヨウナシ'ラフランス'の樹形を対象に、20年間にわたり、上記2つのシミュレーションを実施した。S-V比シミュレーションの結果、S-V比には、細形主幹形>トレリス誘引>Y字形>開心形≒変則主幹形の高低関係が現れた。よって、葉量を変えない条件下でも、細形主幹形やトレリス誘引仕立てのような樹冠形がスリムな樹形群はノズル方式の場合の減農薬にとって有利であると考えられた。SS方式における薬滴付着量シミュレーションの結果、樹冠外漂流量割合は非常に高く、少なく見積もっても約6割り以上であった。過剰付着を是正するために、シミュレーション結果を慣行付着量で基準化したところ、10a当たり散布量の20年間平均値には樹形によって大きな違いが現れ、その最大差異は約4割であった。基準化後の10a当たり散布量は樹高、樹冠下空間体積および葉密度との間に正の相関が認められ、反対に、東西樹幅、内部無効容積、葉層体積、樹冠体積および樹冠占有土地面積との間に負の相関が認められた。基準化前の付着量は、外部無効容積、葉層体積、樹冠体積および樹冠占有土地面積に対して正の相関が認められ、反対に、樹冠下空間体積と葉密度との間に負の相関が認められ、樹高との相関は認められなかった。上記の相関関係とともに、154樹形における2種類のシミュレーション結果の序列は減農薬樹形開発のための基礎的資料になるだろう。

Journal

  • Bulletin of the Yamagata University Agricultural science

    Bulletin of the Yamagata University Agricultural science 15(3), 119-153, 2008-02

    Yamagata University

Keywords

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110007121496
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00243054
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    05134676
  • NDL Article ID
    9432011
  • NDL Source Classification
    ZR7(科学技術--農林水産--農産)
  • NDL Call No.
    Z18-585
  • Data Source
    NDL  NII-ELS  IR  JASI 
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