直腸粘膜下出血と直腸狭窄を伴った若年者の腸管子宮内膜症の1例

書誌事項

タイトル別名
  • ショウレイ ホウコク チョクチョウ ネンマクカ シュッケツ ト チョクチョウ キョウサク オ トモナッタ ジャクネンシャ ノ チョウカン シキュウ ナイマクショウ ノ 1レイ
  • The Young Intestinal Endometriosis of the Rectum with Submucosal Bleeding and Anal Stenosis : Report of A Case

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抄録

症例は18歳,女性.2003年4月18日下腹部痛と嘔吐を主訴に当院受診.下部消化管内視鏡で直腸S状部に巨大な粘膜下血腫を認め,月経に随伴する病態から腸管子宮内膜症と診断した.保存的治療と偽閉経療法にて腫瘤は縮小し経過観察されていた.2005年7月7日下腹部痛と嘔吐が再度出現し7月8日腸閉塞にて入院.肛門縁から10cmに完全狭窄を認めた為,7月12日低位前方切除術施行した.本疾患は狭窄や消化管閉塞を呈し悪性腫瘍との鑑別を要するが,確定診断が困難なことも多い.今回我々は若年者で巨大粘膜下血腫と直腸狭窄を伴った手術例を経験したので報告する.

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