茨城県南部で確認されたアルファルファタコゾウムシの捕食寄生性天敵

• 山口 卓宏

  中央農業総合研究センター:(現)鹿児島県農業開発総合センター

• 小西 和彦

  北海道農業研究センター

• 水谷 信夫

  中央農業総合研究センター

• 守屋 成一

  中央農業総合研究センター

書誌事項

タイトル別名

• Parasitoids of the Alfalfa weevil, Hypera postica (Gyllenhal), collected in the southern part of Ibaraki Prefecture, Japan
• イバラキケン ナンブ デ カクニンサレタ アルファルファタコゾウムシ ノ ホショク キセイセイ テンテキ

抄録

茨城県つくば市ならびにつくばみらい市において,2006年と2007年の5月に,レンゲソウまたはカラスノエンドウで採集したアルファルファタコゾウムシ蛹から羽化した寄生性天敵を調査した.その結果,ヒメバチ科のシンクイトガリヒメバチ,マツケムシヒラタヒメバチ,アカハラタコゾウヤドリヒラタヒメバチ,ミイロトガリヒメバチ,Bathythrix kuwanae,タコゾウアカヤドリバチ,Gnotus sp.の7種とコバネコバチ科のTrichomalopsis shirakii,Dibrachoides sp.の2種,ならびにヤドリバエ科のBessa parallela 1種が認められた.このうち,ミイロトガリヒメバチとT.shirakiiの2種は,アルファルファタコゾウムシに対する寄生は初記録であった.寄生性天敵の寄生率は2006年が2.8%,2007年が4.3%であった.シンクイトガリヒメバチとマツケムシヒラタヒメバチの2種が優占種であった.

収録刊行物

• 昆蟲．ニューシリーズ

  昆蟲．ニューシリーズ 11 (4), 179-184, 2008-12-25

  一般社団法人 日本昆虫学会

キーワード

• Agrothereutes grapholithae
• Astragalus sinicus
• Itoplectis alternans epinotiae
• natural enemy
• Vicia angustifolia

詳細情報

• CRID: 1390001288071351680
• NII論文ID: 110007164480
• NII書誌ID: AA11248127
• DOI: 10.20848/kontyu.11.4_179
• ISSN: 24320269
• ISSN: 13438794
• NDL書誌ID: 9803499
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9803499
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可