マイクロアレイにて見出された神経芽腫新規予後関連遺伝子neuronatinの検討

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of the neuronatin gene as a novel prognostic factor of neuroblastoma detected by microarray system

この論文をさがす

抄録

マイクロアレイを用いて神経芽腫予後良好群,予後不良群の遺伝子発現差を解析した.その結果から,予後良好群に優位に高発現であった遺伝子であり神経系の発生への関与が示唆されているneuronatin遺伝子に着目し,多数の神経芽腫検体に対して定量的PCRによる発現パターンの解析を行った.neuronatin α,βのいずれのアイソフォームに関しても,予後不良因子を有する症例で発現が低い傾向が認められた.神経芽腫におけるneuronatinの機能はまだ不明であるが,neuronatinの新規予後関連遺伝子としての可能性が示唆された.

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ