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抄録
近年,大学における授業改善に対する関心は高まりつつあるが,具体的にどのような方法で行ったらよいのか,明確な提案がない.本研究では,大学の講義の中で,毎時間学習した最重要事項を学生に書かせ,自分自身の学習履歴をふり返らせ学ぶ意味を伝えるというOPPA(One Page Portfolio Assessment:一枚ポートフォリオ評価)を採用し,実践を行ってみた.OPPAの内容を確認することにより,教師自身は,自らの授業が適切であったのか否かを判断できる.その結果,学生は授業内容の最重要事項は何かを考えながら受講するようになる,受講内容の意味を明確にすることができる,授業評価が可能になるなどの効果を確認できた.しかし,講義時間が長い場合には最も重要なことが不明確になるなどの課題も明らかになった.
収録刊行物
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- 教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要 = 教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要
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教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要 = 教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要 14 64-71, 2009-03-31
山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649708517120
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- NII論文ID
- 110007189811
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- NII書誌ID
- AA11414565
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- ISSN
- 13454161
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1705/00000554/
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN