赤土流出防止のための緑肥作物の生育特性と防止効果

• 宮丸 直子

  沖縄県農業試験場:(現)沖縄県農業研究センター

• 儀間 靖

  沖縄県農業試験場:(現)沖縄県農業研究センター

• 與那嶺 介功

  沖縄県農業試験場:(現)沖縄県農業研究センター

• 亀谷 茂

  沖縄県農業試験場:(現)沖縄県農業研究センター石垣支所

書誌事項

タイトル別名

• Growth property and prevention effect of green manure for soil erosion
• アカツチ リュウシュツ ボウシ ノ タメノ リョクヒ サクモツ ノ セイイク トクセイ ト ボウシ コウカ

抄録

沖縄県では台風や大雨時に赤土等の土砂が河川や沿岸海域に流出し、海洋生態系への悪影響が懸念され、大きな問題となっている。平成13年度の調査では、1年間で約30万tの赤土等が流出しており、そのうち74.4％は農地からのものであったと報告されている。これまで、耕種部門では減耕起栽培やグリーンベルト等の対策技術が開発されてきたが、コストや労力の増大から農家による実施は十分に進んでいない現状にある。沖縄県ではサトウキビや冬春期野菜の収穫後、春から夏にかけて休閑期間となるが、この期間は梅雨や台風の時期にあたり、畑面が裸地状態のままでは赤土流出が発生しやすい。そこで、沖縄で古くから土づくりのために利用されてきた緑肥を用いて、赤土流出防止を目的にカバークロップとしての評価をおこなった。供試作物としては、栽培面積が多いクロタラリア、近年導入されたピジョンピーとヒマワリ、一部離島で栽培されているフウキマメを選択し、生育特性および赤土流出防止効果について調査した。

収録刊行物

• 日本土壌肥料学雑誌

  日本土壌肥料学雑誌 79 (5), 496-499, 2008

  一般社団法人 日本土壌肥料学会

キーワード

• 赤土流出
• 国頭マージ
• 緑肥
• カバークロップ
• サトウキビ

詳細情報

• CRID: 1390001206558571776
• NII論文ID: 110007328218
• NII書誌ID: AN00195767
• DOI: 10.20710/dojo.79.5_496
• ISSN: 24240583
• ISSN: 00290610
• NDL書誌ID: 9678309
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010762666
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9678309
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles