腹腔鏡下に切除した精嚢嚢胞の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE OF A LAPAROSCOPIC SEMINAL VESICLE CYST EXCISION
  • 症例報告 腹腔鏡下に切除した精嚢嚢胞の1例
  • ショウレイ ホウコク フククウキョウ カ ニ セツジョ シタ セイノウノウホウ ノ 1レイ

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抄録

要旨:症例は58歳男性.検診にて膀胱後面に嚢胞状腫瘤を指摘され当院受診した.CT・MRIで膀胱後面に直径約5cmの嚢胞を認め,内部に直径約1.5cmの充実性腫瘤を認めた.TRUS下生検を施行したが,悪性所見は認められなかった.半年後のMRIで嚢胞は増大傾向にあったため,腹腔鏡下嚢胞切除術を施行した.病理診断では精嚢嚢胞であった.疾患の稀さもあり精嚢嚢胞の腹腔鏡下切除は過去に11例の報告をみるのみで,本邦では1例目となる.我々は,精嚢嚢胞切除を腹腔鏡下前立腺全摘除術と同様のアプローチで行い,安全に施行する事が出来たので報告する.<br>

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参考文献 (35)*注記

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