アヴァンギャルドな笑い : アルド・パラッツェスキの未来派宣言「反苦悩」にみる笑い認識

DOI
  • 石田 聖子
    東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程

Abstract

本稿では、二〇世紀イタリア文学界において逸早く笑い始め、後の笑い文学へ圧倒的な影響を及ぼした作家アルド・パラッツェスキによる未来派宣言「反苦悩」にて称揚される笑いの属性を特定することを目的とする。<神の死>後に、笑い/苦悩のパラドキシカルな関係性を指摘し、笑いの知性としての可能性までも見通すその笑い認識は、笑いに拠りながら二〇世紀文化表象を読み解く際の一視角となると考えられる。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680756728704
  • NII Article ID
    110007359805
  • DOI
    10.18991/warai.16.0_34
  • ISSN
    24239054
    21894132
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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