12. ウサギミオシンBの凍結変性に対する界面活性剤の保護効果(セミナー「食品における低温の利用」)

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タイトル別名
  • 12. Protective Effects of Surfactants against Freezing Denaturation of Rabbit Myosin B(Lectures presented at the Seminar of Japanese Society for Research of Freezing and Drying: "Application of Refrigeration to Foods")

抄録

ウサギ骨格筋ミオシンBの凍結変性とそれに対する界面活性剤の保護効果について研究した.ミオシンB(0.5M KCl)は凍結-融解によりCa^<2+>-ATPase活性が低下した.このような変化はミオシンB濃度が0.6mg/ml以下の低い濃度で著しいことがわかった.この凍結変性に対して非イオン性界面活性剤Tween 20に防止効果がみられた.Tween 20,2%の添加により凍結による失活が抑制され,糖類の添加濃度より低い濃度で高い効果が得られた.また,糖類で効果のある加熱変性に対して,界面活性剤の効果はなかった.効果の異なるTween 20とグリセリンを同時に添加することにより相乗効果を示すことがわかった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680063559808
  • NII論文ID
    110007368497
  • DOI
    10.20585/touketsukansokaishi.37.0_116
  • ISSN
    24329916
    02888297
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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