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- ケンジ ヒカク ユウイ シスウ ト ヒカク ユウイ ノ ギャクテン
- Reconsidering Comparative Advantage Reversals
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Abstract
ベラ・バラッサの顕示比較優位指数(バラッサ指数)は国際貿易論の実証研究において広範に利用されているが, その値を国際間で比較した場合と産業間で比較した場合に得られる比較優位の情報が必ずしも一致しないという問題を抱えている。本稿ではバラッサ指数の国際間比較と産業間比較において得られる優位・劣位構造が食い違う「比較優位逆転」現象の発生頻度を計測し, それがどのような要因に起因しているかを検証する。本稿の分析によれば, 比較優位逆転は西欧諸国を初めとする一部の国々と比較的少数の産業に偏って生じており, その背景にはこれらの国々や産業において差別化財の取引や国際的な生産工程分業が活発化していることが影響していると思われる。したがって, 各国の比較優位の実証分析においてバラッサ指数に過度の信頼を置くことは好ましくなく, 輸入統計から得られる情報や他の指数との整合性をチェックすべきである。
Journal
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- 経済学雑誌
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経済学雑誌 110 (2), 1-38, 2009-09
大阪市立大学経済学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050282677430379520
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- NII Article ID
- 110007377717
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- NII Book ID
- AN00070116
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- ISSN
- 04516281
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- NDL BIB ID
- 10533432
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN