稀な先天性頚部皮膚病変である正中頚裂congenital midline cervical cleftの2例

• 高間 勇一

  (現)大阪大学小児成育外科:大阪府立母子保健総合医療センター小児外科:大阪市立総合医療センター小児外科

• 奥山 宏臣

  大阪府立母子保健総合医療センター小児外科

• 窪田 昭男

  大阪府立母子保健総合医療センター小児外科

• 中岡 達雄

  大阪市立総合医療センター小児外科

• 東 孝

  大阪市立総合医療センター小児外科

• 中村 哲郎

  大阪市立総合医療センター小児外科

• 福澤 正洋

  大阪大学小児成育外科

書誌事項

タイトル別名

• Two Cases of Midline Cervical Cleft : A Rare Congenital Cervical Anomaly
• 症例報告 稀な先天性頚部皮膚病変である正中頚裂congenital midline cervical cleftの2例
• ショウレイ ホウコク マレ ナ センテンセイ ケイブ ヒフ ビョウヘン デ アル セイチュウ ケイレツcongenital midline cervical cleft ノ 2レイ

抄録

正中頚裂(congenital midline cervical cleft)は,頚部正中に正常皮膚組織が欠損してできた非常に稀な先天性頚部皮膚病変である.本症の2例を経験したので,文献考察を加えて報告する.症例1は生下時より病変を認めており経過観察の後, 1歳時に病変部切除縫合を施行した.術後に切除部の拘縮を認めたため再手術を施行した.症例2は生下時より病変を認め本症の診断で日齢7に病変切除・Z形成術を施行した.本症は特徴的な外観から診断可能であり,治療は病変部の完全切除とZ形成術など拘縮予防術を行う事が肝要である.

収録刊行物

• Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons

  Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 45 (4), 744-748, 2009

  特定非営利活動法人 日本小児外科学会

キーワード

• 正中頚裂
• congenital midline cervical cleft
• 先天性
• 鰓弓形成異常
• Z形成
• 皮膚病変

詳細情報

• CRID: 1390282679802250496
• NII論文ID: 110007383182
• NII書誌ID: AN00192281
• DOI: 10.11164/jjsps.45.4_744
• ISSN: 21874247
• ISSN: 0288609X
• NDL書誌ID: 10349029
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/10349029
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10349029
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2009245646
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可