書誌事項
- タイトル別名
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- Influences of Students’ Teacher Recognition on Abuse
- 児童・生徒の教師認知がいじめの加害傾向に及ぼす影響--学級の集団規範およびいじめに対する罪悪感に着目して
- ジドウ セイト ノ キョウシ ニンチ ガ イジメ ノ カガイ ケイコウ ニ オヨボス エイキョウ ガッキュウ ノ シュウダン キハン オヨビ イジメ ニ タイスル ザイアクカン ニ チャクモク シテ
- —学級の集団規範およびいじめに対する罪悪感に着目して—
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抄録
本研究の目的は, 児童・生徒が教師の日常的な指導態度をどのように捉えているのかということ(教師認知)が, 学級のいじめに否定的な集団規範と, いじめに対する罪悪感の予期を媒介して, 児童・生徒のいじめ加害傾向に与える影響を明らかにすることである。547名(小学生240名, 中学生307名)の児童・生徒を対象に, 教師認知, 学級のいじめに否定的な集団規範, いじめに対する罪悪感予期, いじめ加害傾向を質問紙調査で測定し, 共分散構造分析による仮説モデルの検討を行った。主な結果は以下の通りであった。(1) 学級のいじめに否定的な集団規範といじめに対する罪悪感の予期は, 制裁的いじめ加害傾向と異質性排除・享楽的いじめ加害傾向に負の影響を与えていた。(2) 受容・親近・自信・客観の教師認知は, 学級のいじめに否定的な集団規範といじめに対する罪悪感の予期に正の影響を与えていた。(3) 怖さの教師認知と学級のいじめに否定的な集団規範は, いじめに対する罪悪感に正の影響を与えていた。(4)罰の教師認知は, 制裁的いじめ加害傾向と異質性排除・享楽的いじめ加害傾向に正の影響を与えていた。本研究によって, 教師の受容・親近・自信・客観といった態度が, 学級のいじめに否定的な集団規範といじめに対する罪悪感の予期を媒介して, 児童・生徒の加害傾向を抑制する効果があることが示唆され, いじめを防止する上で教師の果たす役割の重要性が明らかになった。
収録刊行物
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- 教育心理学研究
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教育心理学研究 57 (3), 324-335, 2009
一般社団法人 日本教育心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204786096640
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- NII論文ID
- 110007387271
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- NII書誌ID
- AN00345837
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- ISSN
- 21863075
- 00215015
- http://id.crossref.org/issn/00215015
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- NDL書誌ID
- 10385871
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可