通所リハビリテーションを利用する高齢者の健康管理に対する自己効力感の研究

• 益田 育子

  帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科

• 小泉 美佐子

  群馬大学医学部保健学科

書誌事項

タイトル別名

• Research of the Self-efficacy over the Health Care of the Elderly People Using Day Care

抄録

本研究の目的は,通所リハビリテーションを利用する高齢者の健康管理自己効力感を探り,看護支援の方向怪を探ることである.対象者,男性36名,女性64名に調査を行った.結果として,健康管理自己効力感の項目のうち,生活習慣に関する項目である「食事」「くすりの管理」「歯みがき」「体重維持」といった保健行動,「精神的安定」の平均値は高かった.平均点が低かった項目は,「健康を守るために必要な情報が集められる」「健康の維持について良い助言をしてくれる医師や看護師がみつけられる」であった.高齢者せ帯と2世代以上の世帯との比較においては,高齢者世帯の健康管理自己効力感が低かった.主観的健康感が良好な者と不良なものの比較においては,主観的健康感が不良な者の健康管理自己効力感が低かった.通所リハビリにおける看護支援では,健康を守るための情報提供や,新たな疾病や2次障害の予防などの個別・集団保健指導(相談)を積極的に行う必要があることが示唆された.

収録刊行物

• 老年看護学

  老年看護学 13 (1), 23-31, 2008

  一般社団法人 日本老年看護学会

キーワード

• 健康管理
• 自己効力感
• 通所リハビリテーション
• 高齢者

詳細情報

• CRID: 1390282680211116928
• NII論文ID: 110007455039
• NII書誌ID: AA11148665
• DOI: 10.20696/jagn.13.1_23
• ISSN: 24320811
• ISSN: 13469665
• HANDLE: 10087/5619
• Web Site: https://gunma-u.repo.nii.ac.jp/records/4804
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2009042981
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可