映像の切り替えパターンと音高の変化パターンの調和

• 蘇 勲

  九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻

• 金 基弘

  九州大学大学院芸術工学府

• 岩宮 眞一郎

  九州大学大学院芸術工学研究院音響部門

書誌事項

タイトル別名

• Subjective congruence between switching patterns of moving pictures and pitch shift of sound
• エイゾウ ノ キリカエ パターン ト オンコウ ノ ヘンカ パターン ノ チョウワ

抄録

映像メディアにおいて,あるシーンが別のシーンに転換するとき,様々な切り替えパターンが用いられ,切り替えパターンを効果的にするために効果音が付加される。本研究では,映像の切り替えパターンと音高の変化パターンを組み合わせたときの調和感を,日本人・韓国人・中国人を対象とした印象評価実験によって検討した。上下方向の映像の切り替えに関しては,映像と音高の変化方向が一致している場合に高い調和感が得られる。拡大縮小パターンでは,拡大パターンには音高の上昇,縮小パターンには音高の下降が調和感を形成する。左右方向の映像の切り替えに関しては,右方向の移動と音高の上昇,左方向の移動と音高の下降の組み合わせが調和する。

収録刊行物

• 日本音響学会誌

  日本音響学会誌 65 (11), 555-562, 2009

  一般社団法人 日本音響学会

キーワード

• 音と映像の調和感
• 映像の移動方向
• 音高の変化方向
• 一対比較法

詳細情報

• CRID: 1390282681543087744
• NII論文ID: 110007467419
• NII書誌ID: AN00186234
• DOI: 10.20697/jasj.65.11_555
• ISSN: 24322040
• ISSN: 03694232
• NDL書誌ID: 10483042
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10483042
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可