小・中学校教員を目指す学生の物理学的素養はこれで良いのか? : 教員養成の実態・理科の履修歴・入試歴の分析より(東北支部特集)

書誌事項

タイトル別名
  • Do the Students of Teacher's College have Sufficient Literacy in Physics? (Papers from the Touhoku Section)
  • 小・中学校教員を目指す学生の物理学的素養はこれで良いのか?--教員養成の実態・理科の履修歴・入試歴の分析より
  • ショウ チュウガッコウ キョウイン オ メザス ガクセイ ノ ブツリガクテキ ソヨウ ワ コレ デ ヨイ ノ カ キョウイン ヨウセイ ノ ジッタイ リカ ノ リシュウレキ ニュウシレキ ノ ブンセキ ヨリ

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抄録

将来,小学校や中学校の教師になる教員養成系大学の学生が,高校時代に理科はどの科目を履修したのかを調査した。その結果はあまりにも偏りのあるものである。特に物理の"凋落"は目を覆うばかりで,物理嫌いが救い難い所に来ていることを示すといっても過言ではない。理科コース以外の学生は,大学時代にこの偏りを補正するほどの時間的余裕はない。これは,未来のある子どもたちの理科的素養に偏りが生ずるということである。小学校の教師は全部の教科を教えねばならないのでその影響力は極めて大きい。今回は,その調査結果とその問題点を指摘する。

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 54 (3), 245-247, 2006

    日本物理教育学会

参考文献 (4)*注記

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