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- 青木 健
- 早稲田大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Prophetization of Zarathustra : From Arian Priest to Semitic Prophet as Perceived by the Isma'ili Persian School in the 10th Century
- ザラスシュトラ ノ ヨゲンシャカ 10セイキ アラビアゴ ブンケン ニ ミル アーリアジン シンカン カラ セムテキ ヨゲンシャ エ ノ ヘンボウ
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抄録
本論文は、現在までのザラスシュトラ研究の回顧から出発する。近年の研究によって、ザラスシュトラ観には、時代と共に変遷があることが明らかにされた。特に、一〇〜一三世紀に、ザラスシュトラ観が転回したことが確認されている。だが、この時期はゾロアスター教の内在的な文献を欠き、シリア語・アラビア語文献に頼って研究を進めなくてはならない。而して、二〇世紀半ば以降、この時期のイスマーイール派ペルシア学派文献の校訂出版が相次いだ。そこで、本論文ではナサフィー・ラーズィー論争に関するアラビア語テキストを主に、ザラスシュトラ観が「神官から預言者へ」変わる過程を検証する。最後に、ラーズィーがシリア教会に倣ってザラスシュトラをセム的一神教の異端と位置付けようとしたのに対し、ナサフィーは彼をセム的一神教の預言者と捉えようとして論争した経緯を明らかにする。結局、後者がイスラーム世界での共通認識になってゆくのである。
収録刊行物
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- 宗教研究
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宗教研究 83 (3), 837-860, 2009
日本宗教学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680928199424
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- NII論文ID
- 110007504206
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- NII書誌ID
- AN00406454
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- ISSN
- 21883858
- 03873293
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- NDL書誌ID
- 10521962
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可