過疎農山村地域に暮らす後期高齢者の現在および今後の生活に対する思い : Y県A町のひとり暮らし高齢者へのインタビューから

書誌事項

タイトル別名
  • カソ ノウサンソン チイキ ニ クラス コウキ コウレイシャ ノ ゲンザイ オヨビ コンゴ ノ セイカツ ニ タイスル オモイ Yケン Aチョウ ノ ヒトリグラシ コウレイシャ エ ノ インタビュー カラ
  • The Thoughts toward Present and Future Life : The Thoughts of Person Aged 75 or Over Living Alone in The Depopulation Farming and Mountain District

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抄録

過疎農山村地域の独居後期高齢者の現在・今後の生活への思いを明らかにすることを目的にA町の6名に半構成的面接を行った。【猿や猪が農作物を喰い荒らして困る】【欲を言えばもう少し交通の便を良くして欲しい】と山間部特有の問題【年々歳をとってこのまま元気でいられるかどうか先のことはわからず不安だ】【みんな歳をとり昔のようにいかなくなり悔しい】【災害や跡継ぎがないことが心配だ】等の加齢変化の実感と不安を抱えていた。これらに【みんなとの交流は楽しみだ】【みんなが支えてくれてるので安心して生活できる】と田舎ならではの良さが勝り【ここでの今の生活は幸せだ】【子供の所へ行くより住み慣れたここに最期までいたい】と自ら今の生活を選択し【今の生活を維持する為にいろんなことを心掛けている】と日々努力をしていた。鳥獣被害対策、交通サービスの充実、現存の住民支援ネットワークの活用、役割保持の支援の必要性が示唆された。

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