高齢社会での雪処理問題と今後の対応法 : 豪雪地で暮らし続ける為に

書誌事項

タイトル別名
  • The problem of clearing snow in an aged society and the snow measures in the future : To keep living on the heavy snow ground
  • コウレイ シャカイ デ ノ ユキ ショリ モンダイ ト コンゴ ノ タイオウホウ ゴウセツチ デ クラシ ツヅケル タメ ニ

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抄録

高齢者には、冬でもバリアフリーの状態で、慣れ親しんだ環境で生活を続けたいという願望がある。その為には、次のような生活のレベルの視点から雪対策が考えられなければならない。(1)除雪ライフサイクルを考える。①自分の家の除雪ライフサイクル:自分のライフサイクルから見た家族の除雪の労働力と、除雪の作業量(敷地面積、屋根の構造、玄関から門までの距離、車庫の有無などから試算)とを比較し、ライフサイクルの労働力が不足する時期の為に、必要な消雪・融雪設備や人手の確保など、経済状態も含めて考え、対策を立てる。そして高齢化による身体の変化により、冬期にどんな状態がバリアになるかを認識し、対策を考える。②地域の除雪ライフサイクル:近隣に住む人々の状況の変化に沿った除雪・排雪作業の軽量化、効率化(雪捨て場や流雪溝の設置、無雪道路)を図る。(2)行政との情報交換、要望を積極的に行い、地域全体の除雪の質の向上(道路除雪後の堆雪間題の解決、アパートの車庫の不足解消など)を図る。

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