地震外乱をうける構造物の累積変形に関する数値解析的考察(構造)
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抄録
地震,波浪といった不規則外乱を受ける構造物における累積変形並びにそれに基づく損傷,破壊現象を明らかにすることは重要な課題である。別稿(3)はこのような観点から,繰返し外乱下の歪の累積性状の支配方程式とその解をランダム論を用いて導びいた。同報では数式展開の都合上,仮説的な累積法則を用いたが,歪の累積現象を定性的,定量的に明確な法則で解明することも,今後この分野での重要な課題となろう。本報は,このような見地から,軸荷重と曲げ変形を受ける部材での歪の累積現象を定性的に明らかにするとともに,比較的単純な構造系として肘形架構を取り上げ,架構系の変位応答と柱断面での歪の累積性状との関係を明確にする目的から行なった数値解析手法とその結果を報告する。
収録刊行物
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- 東海支部研究報告集
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東海支部研究報告集 (16), 101-104, 1978-02-18
日本建築学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824502447183872
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- NII論文ID
- 110007554068
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- NII書誌ID
- AN00360568
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- ISSN
- 13438360
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles