言語学はなにを得て、なにを失ったのか  [in Japanese] Acquis et pertes de la linguistique  [in Japanese]

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Abstract

「言葉とは何か」と問われて、返答に窮して黙りこくってしまう人はそういない。この種の問題については、だれもが自分流の切り口を持っているものだ。だがそんな時、突然、「あなたが今話しているのは、それは言葉そのもののことではありませんね。」と言われたらどうだろう。はっとして振り返ると、自分の言っていたことがなにも言葉に限った話しではないことに気づく。言葉と同じ用途、性質、役割をもったものなど他にいくらでもあるものだと思い至る。\n 言語学が得意としてきたのは実はこうした譬え話である。「言葉のように見えて、ほんとうは言葉でないもの」は「言葉そのもの」よりもよっぽど扱うに易しいからである。\n ここでは、こうした「言葉のように見えるもの」が、言語学にもたらした功罪を考える。なぜなら、それは言語学にとって毒にも薬にもなってきたからである。

Journal

  • Journal of Atomi University, Faculty of Literature

    Journal of Atomi University, Faculty of Literature (44), 9-27, 2010-03

    Atomi University

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110007558427
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA11839735
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    Departmental Bulletin Paper
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    13481444
  • NDL Article ID
    10777337
  • NDL Source Classification
    ZV1(一般学術誌--一般学術誌・大学紀要)
  • NDL Call No.
    Z22-543
  • Data Source
    NDL  NII-ELS  IR 
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