夫立会い分娩に対する分娩者側と医療者側の意識

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タイトル別名
  • Consciousness of Pregnant, Postpartum Women, Midwives and Obstetricians for Delivery with Husband attending
  • オット タチアイ ブンベン ニ タイスル ブンベンシャガワ ト イリョウシャガワ ノ イシキ

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抄録

夫立会い分娩は今日多くの産科施設で日常的に行われる時代を迎えている。そこで、新潟市内にある済生会新潟第2病院において、妊婦81人、正常分娩を済ませた褥婦76人に、アンケート調査法により「夫立会い分娩」についての意識調査を試みた。その結果、妊婦の約半数は「夫立会い分娩」を希望するが、夫の都合で実現に至らないものが約1/3あること、褥婦76人中35人(46%)は夫立会い分娩を実施し、その大部分(33人、94.3%)は夫立会い分娩が良かったと答え、80%が次回の分娩時にも夫立会い分娩を希望していた。助産師22人、ならびに産婦人科医4人の「夫立会い分娩」についての利点と欠点に関するアンケート調査によれば、「夫立会い分娩」を肯定的にとらえ、むしろ積極的に夫が立ち会うほうが良いとしたものもあった。逆に「夫立会い分娩」を否定的にとらえる助産師はなかった。また、産婦人科医の中には、医療サービスの一環として、「夫立会い分娩」を採用するとした回答があった。

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