特別支援教育における学生ボランティアの活用の試み [in Japanese] Attempt of student volunteers in the special needs education [in Japanese]
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障害を持つ児童生徒への教育は特別支援教育に移行し,学習障害, ADHD,高機能自閉症(広汎性発達障害)などの新しい障害領域が加えられた。制度的にはこのような変化があるが,学校現場の支援体制は物的環境,人的環境において整っていない。大学が県・市の教育委員会と連携し,大学生を学習支援ボランティアとして小中学校に派遣し,教員の補助的役割を担うことは,特別支援教育にとってどのような影響があるかを報告することを目的とした。県・市の教育委員会から各10名程度の大学生の募集があったので, 3・4年生を対象として募集した。募集に応じた学生は事前オリエンテーションを各教育委員会から受け,小中学校に4時間/1日,派遣された。派遣校教員と学生ボランティアへの面接,質問紙調査から「教室に支援の手と目が増えた(学習支援ボランティアがいることで子どもをみてくれる人が増え,支援してくれる人が増えた)」, 「子どもの反応から対応を考えるカがついた」などの評価が得られた。
Journal
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- Journal of university education research
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Journal of university education research (6), 102-107, 2009-03
The University of Tokushima