北海道のケンタッキーブルーグラス(Poa pratensis L.)を基幹とする放牧草地における省力的利用管理技術 : 1.定置放牧と頭数調整放牧における家畜生産性の比較

書誌事項

タイトル別名
  • Labor-saving Grazing Management of a Kentucky Bluegrass (Poa pratensis L.) Dominant Pasture in Hokkaido : 1. Comparison of animal performance under fixed grazing versus put-and-take grazing
  • ホッカイドウ ノ ケンタッキーブルーグラス Poa pratensis L オ キカン ト スル ホウボク ソウチ ニ オケル ショウリョクテキ リヨウ カンリ ギジュツ 1 テイチ ホウボク ト トウスウ チョウセイ ホウボク ニ オケル カチク セイサンセイ ノ ヒカク

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抄録

北海道におけるケンタッキーブルーグラス・シロクローバ混播草地の省力的な放牧利用技術を確立するため,ホルスタイン種去勢牛を定置放牧し,頭数を調整する連続放牧の場合と家畜生産性を比較した。定置放牧では余剰草を軽減するため草丈5cmで入牧し,早春施肥を省き年間施肥量を標準量の1/3に減肥してスプリングフラッシュ後に施用した。定置放牧条件での牧養力は504CD/ha,ヘクタール当たり増体量769kg/ha,日増体量が0.89kg/頭/日の家畜生産性が得られた。この水準は,頭数を調整する連続放牧と比較して牧養力は8割,日増体量は同程度を確保できる良好なものであり,省力的な定置放牧条件で現実的な生産水準が得られる可能性が示された。

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参考文献 (36)*注記

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