株式所有構造と利益マネジメント
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- 山本 達司
- 名古屋大学経済学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Structure of Shareholdings and Earnings Management
- カブシキ ショユウ コウゾウ ト リエキ マネジメント
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抄録
<p>本論文の目的は,「日本企業の株式所有構造の特徴である銀行支配,相互持合が,経営者の利益マネジメント行動にどのように影響を与えるのか」を理論的に説明することである.ゲーム理論の手法を用いて,経営者と株主をプレイヤーとする2期間モデルの分析を行った.分析結果は,次の2点に要約される.(1)日本企業は株式所有構造にかかわらず,一般に利益マネジメントを行う傾向がある.(2)株式所有構造によって日本企業の利益マネジメント傾向が異なり,最も強いのが株式相互持合企業,次に金融機関の支配力が強い企業,最も弱いのが特別な支配的株主をもたない企業ある.</p>
収録刊行物
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- 管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌
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管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 17 (2), 3-21, 2009-03-31
日本管理会計学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713073726208
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- NII論文ID
- 110007629526
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- NII書誌ID
- AN10538994
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- ISSN
- 24340529
- 09187863
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- NDL書誌ID
- 10332329
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- NDL-Digital
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可