ニホンアカガエルの産卵場所の環境条件 : 特に産卵地点間の水温の違いについて  [in Japanese] Environmental condition in breeding sites of Japanese brown frog, Rana (Rana) japonica Gunther : Especially the difference of water temperature among breeding spots  [in Japanese]

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Abstract

ニホンアカガエルは,早春に水田の止水で繁殖する.しかし,近年多くの水田が圃場整備により乾田化し,ニホンアカガエルの繁殖場所である湿田は減少している.また,ニホンアカガエルは,止水であるにしても,ヨシのような植生に被われた湿地ではほとんど繁殖しないことが観察されている.すなわち,ニホンアカガエルとその繁殖場所を保全するためには,繁殖場所の環境条件(例えば,水温,植生被度,pH等)について明らかにしなければならない.水田と植生に被われた湿地の縁のような開けた水域の1日の平均水温は,植生に密に被われた湿地の水温よりも有意に高かった.一方,それらの調査地点間でPHおよびECにはほとんど違いはなかった.開けた浅い水域では,1日中水温が高いことにより,ニホンアカガエルの胚の発生が促進され,夜間や夜明けの低温を回避することが可能となる.湿田の存在はニホンアカガエルやその繁殖場所の保全のためには不可欠であることが示唆される.

Journal

  • Japanese Journal of Conservation Ecology

    Japanese Journal of Conservation Ecology 7(1), 1-8, 2002

    The Ecological Society of Japan

References:  10

Cited by:  1

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110007643307
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA11857952
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    Journal Article
  • ISSN
    1342-4327
  • NDL Article ID
    6338596
  • NDL Source Classification
    ZR1(科学技術--生物学)
  • NDL Call No.
    Z18-B498
  • Data Source
    CJP  CJPref  NDL  NII-ELS  J-STAGE 
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