1-4 防衛省におけるライフサイクルコスト管理の概要(セッション1「ライフサイクルコスト」)

DOI
  • 平野 篤
    防衛省装備施設本部原価管理課ライフサイクルコスト管理室
  • 上村 圭右
    防衛省装備施設本部原価管理課ライフサイクルコスト管理室
  • 内藤 正雄
    防衛省装備施設本部原価管理課ライフサイクルコスト管理室

書誌事項

タイトル別名
  • 1-4 A summary of the Life Cycle Cost management in the Ministry of Defense

抄録

防衛省では、防衛装備品を取得するためのコストを量産単価だけでなく、構想、開発、量産、運用・維持、廃棄までの過程(ライフサイクル)に必要な総経費として、ライフサイクルコスト(以下、「LCC」という。)管理を行うことで、開発や量産への着手時の結節点において、費用(LCC)対効果の判断を踏まえた意思決定が可能になると考えている。防衛省では、平成20年3月に「総合取得改革推進プロジェクトチーム報告書」を作成し、現状の課題、体制整備、統一的なLCCの算定方法の確立、LCC管理の試行及び人材育成の検討結果が述べられた。その過程において、平成20年度より、防衛省の調達機関である装備施設本部においてLCC算定要領を作成し、航空機(戦闘機(図1)、哨戒機)を対象としたLCC年次報告書を提出した。その後、対象を航空機以外にも拡大して平成21年度の報告書にまとめている。さらに、平成21年度には、装備施設本部内にライフサイクルコスト管理室が9名体制で発足し、防衛省内におけるLCC管理業務を行なっている。本内容は、LCC管理室で作成した、LCC算定要領の概要及びLCC管理年次報告書について報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206130804736
  • NII論文ID
    110007651162
  • DOI
    10.11348/reajsym.2010spring.18.0_33
  • ISSN
    24242357
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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