悪性胸膜中皮腫の治療経験

• 浦本 秀隆

  産業医科大学　医学部　第2外科

• 下川 秀彦

  産業医科大学　医学部　第2外科

• 馬場 哲郎

  産業医科大学　医学部　第2外科

• 重松 義紀

  産業医科大学　医学部　第2外科

• 永田 好香

  産業医科大学　医学部　第2外科

• 小野 憲司

  産業医科大学　医学部　第2外科

• 竹之山 光広

  産業医科大学　医学部　第2外科

• 花桐 武志

  産業医科大学　医学部　第2外科

書誌事項

タイトル別名

• Experience in Treating Patients with Malignant Pleural Mesothelioma
• アクセイ キョウマク チュウヒ シュ ノ チリョウ ケイケン

抄録

悪性胸膜中皮腫は近年増加傾向にある. 早期発見は困難であり, 予後は極めて不良である. 当科で経験した悪性胸膜中皮腫28例について後方に解析した. 2例を除き男性であり, 平均年齢64.5歳. 胸膜肺全摘術を施行した症例が12例, 生検を施行した症例が16例. 組織型は, 上皮型 / 二相型 / 肉腫様型がそれぞれ14 / 8 / 6例であった. IMIG Stage Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ, Ⅳはそれぞれ3, 8, 9, 8例であった. 全身化学療法を14例に, 放射線治療を8例に施行した. 1年以上生存は11例のみで中間生存期間は8.7ヶ月であった. 全症例の2年生存率は25.7%. 化学療法または放射線治療例は未施行例より予後良好であったため, 手術だけにとどまらず, 積極的に集学的治療を検討すべきである.

収録刊行物

• Journal of UOEH

  Journal of UOEH 32 (3), 257-264, 2010

  学校法人 産業医科大学

キーワード

• 悪性胸膜中皮腫
• 集学的治療
• 治療成績

詳細情報

• CRID: 1390282680060748160
• NII論文ID: 110007700771
• NII書誌ID: AN0009832X
• DOI: 10.7888/juoeh.32.257
• ISSN: 21872864
• ISSN: 0387821X
• NDL書誌ID: 10827424
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10827424
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/juoeh/32/3/32_KJ00006579443/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2011011037
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可