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- 門脇 健
- 大谷大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Wo finden Kant, Schiller und Hegel den Geist?(<Special Issue>Spirituality)
- 霊はどこを徘徊するか--カント、シラーそしてヘーゲルの場合
- レイ ワ ドコ オ ハイカイスル カ カント シラー ソシテ ヘーゲル ノ バアイ
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抄録
カントの『視霊者の夢』(Traume eines Geistersehers)、シラーの『招霊妖術師』(Der Geisterseher)においては、ドイツ語のガイスト(Geist)は「霊」と訳されている。それは、啓蒙的な合理的世界の外に存在し、しかしその外からこの機械的な合理的世界に生命というエネルギーを注入するものとイメージされている。「啓蒙」によって昼が明るくなればなるほど、ガイストは彼岸の闇の中で妖しく蠢くのである。しかし、ヘーゲルの『精神現象学』(Phanomenologie des Geistes)つまり「ガイストの現象学」では、ガイストは実体であるとともに主体として「現在という昼」に帰還してくる。それは、否定性という「死」の力を伴い彼岸の夜の世界から帰還してくるのである。この否定の力が、我と我々を媒介しガイスト的な共同体を形成してゆくのである。つまり、生命のうちに死という否定をもたらすことで、人間的な共同体が形成されるのである。
収録刊行物
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- 宗教研究
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宗教研究 84 (2), 255-281, 2010
日本宗教学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205950622592
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- NII論文ID
- 110007701162
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- NII書誌ID
- AN00406454
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- ISSN
- 21883858
- 03873293
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- NDL書誌ID
- 10830105
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可